人気急上昇中!ラオスの魅力とは?LAOS人気の秘密【ビエンチャン編】
ラオスってこんな国
ラオスと聞いてそれは何処?となる人は少なくないかと思います。初めて行くまで私自身も全く無知でしたし、初めて訪れた時は・・・(無)な状態だったんです。
ただラオスの魅力に気がついた今言える事は、この国を訪れる機会があってよかったと言う事。タイやベトナムのリゾートみたいに華やかさのある観光地ではないんですが、メジャーな観光国とはまた違った魅力をお伝えしたいと思います。
ラオスとは
- 首都 ビエンチャン
- 人口 おおよそ700万人弱
- 国土面積 日本の63%
- 言語 ラーオ語(タイ語に似ている)
ラオスは西にタイ、東にベトナム、南にカンボジアと国境を持つ、南北に細い内陸国です。タイとの国境は有名なメコン川が流れ、その川沿いに首都ビエンチャンがあります。
気候は他の東南アジア諸国と同様、一年中温暖な熱帯気候ですが、寒気は15℃ぐらいの温度差がある日も。国土の70%が山に覆われ、手付かずの熱帯雨林やどこまでも広がる草原や田園など見ることが出来ます。
人口はおおよそ700万人弱で、千葉・埼玉ぐらいの人口なので人口密度はかなり低めです。ラオス人という外見の特徴は特になく、民族衣装をきている人以外は他の東南アジア系の人たちと見分けがつきませんでした。言葉もラーオ語と呼ばれるみたいですが、聞いてると音声的にはタイ語に似ています。
交通手段は車かバイク、旅行者はバスやトゥクトゥク、レンタル自転車やバイクになります。タクシーもあるみたいですが乗る機会無く、どこで捕まえるのか不明。(街で見かけませんでした)
そんなラオスの首都はビエンチャンと言うところなんですが、東南アジアに在住したり長期滞在したことある方、世界のバックパッカーにはビザを取りに行く国として以外にメジャーな場所なんです。
私もビザを取るために初めて訪れたのがきっかけなんですが、気がつけば4回ほど訪れていました。そういったビザを取得するために毎日100人を超える外国人が入国するので、首都の繁華街は色々な国の人で賑わっています。
ホテルやレストランもそこに集中していて、韓国語や中国語の店も目立ちました。もちろん日本企業もあり、現地邦人はおよそ900人弱いるみたいですね。
1.食事を楽しむ
ビエンチャンの中心の繁華街は頑張ったら徒歩で回りきれる規模なんですが、そんな小さなエリアにラオスの魅力的なポイントがあります。それは”パンとコーヒーが美味しい!!”
行ったことある人は口を揃えてパンが美味しいと言うぐらい、ラオスのパンレベル高すぎなんです。
ラオスはフランスの植民地だった歴史的背景があり、その時のフランス文化が今でも残っています。だから街にはパンを食べられるカフェやベーカリーがあり、どこで食べても本当い美しい!
特にクロワッサンが有名でコーヒーとの相性抜群。パンオショコラなども絶品ですが、中でもラオスのサンドイッチは人生で食べたサンドイッチの中で一番!サンドの野菜やチーズもフレッシュで美味しいんだけど、それ以上にパンの美味しさが際立ているという驚きでした。
これを食べるためだけにラオス行きたいぐらい好きです。パンが美味しいカフェは朝から欧米人で満席になるので、人気のパンは売切必至です。
ラオス産コーヒーもここ数年でその界隈では有名になってきましたが、これもまたフランス人によって持ち込まれたのが始まり。
地理的条件が整ったラオスの南部で栽培されているものが多く、今では重要な輸出品目になっています。また多くの雇用が生まれるので国もコーヒー栽培に力を入れているようです。
実際ラオスのスーパーなどに行くと驚くほどに多くの種類のコーヒーが売られています。日本で買うと高価な品種の物も現地では安価に売られているので、行く機会があれば是非購入をお勧めします。コーヒー好きな人にお土産としてあげても喜ばれますよ。
その他の食べ物はフランス料理やイタリアン、中華、日本食など数は少ないですが美味しいところが多い印象です。ラオス料理も食べに行きましたが、これは特にタイ料理と変わらない感じかな。
国民食のカオピャックと言うタイで言うところのクイッティアオ、ベトナムで言うところのフォー見たいなものがあるんですが、それは是非トライしていただきたい美味しさ!味はアジアによくあるチキンベースの味で、麺は細めのうどんみたいな感じ。うどんよりもっちり感(米粉とタピオカ!)があって量が多いのでお腹いっぱいになります。1人前200円ぐらいなので、現地の人に人気そうな店があったら即トライしてみてください。夜に開いてる屋台のカオピャック店もあったので飲みの〆は是非カオピャックで。
2.街を楽しむ
夕方に是非訪れてほしい場所、それがメコン川。タイとラオス、その他周辺国の人類の歴史を眺め続きてきた雄大で静かな流れは、言葉のいらない圧倒的な存在感です。特に夕日が最高で、土手に座って川の上流に夕日、と言う最高のシチュエーションを楽しむことができます。
視界の99%が緑と川と空と言う自然。日本のビルの集合体エリアに住んでいると、こんな何もないのが贅沢に感じるはずです。
そしてもう一つの街の見所は、フランス文化を取り入れたコロニアルスタイルな建物です。街を歩いているとわかると思いますが、家の作りが可愛いんです!
古い建築をそのまま使っているカフェやレストランが多いので、色々な場所でその雰囲気を楽しめると思います。一方で近年の近代化促進ではそれらの取り壊しも進んでいるようなので、今後みられる場所が少なくなりそうです。
3.何もない何もしないを満喫する
ビエンチャンの見所として下記のような場所があります。
- ナイトマーケット
- アヌサワリー・パトウーサイ(凱旋門)
- タートルアン(寺院)
- タラートサオ(朝市)
時間があれば一度は訪れてもいいかもしれません。オススメは朝市で、現地の人の暮らしぶりがわかるので楽しいです。他県へ車を走らせれば古都ルアンパバーンの寺院やバンビエンの山々やブルーラグーン(ここは必ず次回行くと決めているところ!)、世界遺産のワットプーなど雄大な自然や歴史を感じられる素敵な場所があります。
ラオスの楽しみ方の結論
私が見てきたラオスは大体こんな感じなんですが、そう、ラオスって特に何もないんです。首都の繁華街がおおよそ2kmに収まるぐらいの、本当にまだまだ未開発の土地が広がる途上国です。
それを象徴する1番のポイントがまだ世界的ファストフードチェーンが進出していないと言うこと。マクドナルドやKFCもなければスタバもない!H&Mやユニクロが入るような大型ショッピングモールだってもちろんありません。
今まで行った国には上記の店が当たり前のようにあって、それがない国があると言うことにまず衝撃でした。道路もまだ舗装されていないところが多く、土埃をあげて走る車を見ていると一気に昭和か大正かにタイムスリップしたように感じます。
まさにラオスの最大の魅力はこの何もない所にあります。
何でもある便利な環境にいると、ついついあれやこれや考えたり、無駄な動きをしたりしてしまいがちです。しかしこの物や人が多すぎないラオスにはゆったりとした時間が流れ、すっと気持ちをフラットにしてくれるそういう空気感があります。
自然を感じて、ゆっくりとした時間を過ごし、美味しい食事を楽しむ。そういう至ってシンプルな暮らしをしているラオス人は皆優しい顔をしています。
現地で働く日本人女性に会う機会がありましたが、彼女も”何もないから好きなことに集中できて、自分にはとても合っていると”話してくれました。生活する上では不便なことが多くあるようですが、それ以上にこのラオス風情にハマってしまう人が徐々に増えているようです。
都会にいると色々な考えがこんがらがって複雑な思考になりがちですが、こういう物理的に何も無いところでシンプルに考えたり、生活するには最適の場所です。
ラオスの楽しみ方はいい感じの宿で頭を空っぽにしてゆったりと過ごし、緑や土や川から自然のパワーをチャージして、美味しいパンとコーヒーを楽しみ、疲れたらマッサージをしてリラックスして休む。
特別な旅行プランはありませんが、ラオスにいるだけでこの自然溢れる素朴な環境と人にきっと癒されることでしょう。
タイなどのメジャー観光国のように旅行客がいないので、静かでイライラさせられることもなく、治安も悪くないので一人でも出歩けます。
夏休みに田舎のおばあちゃん家に来たような感覚になる、この穏やかで優しい国が大好きになりました。じわじわ外国人移住者も増えていて、国は観光化を進めているみたいなので、大きな変化を遂げてしまう前に是非訪れてみてください。
それでは、素敵な旅を!