アメリカでレンタカーを借りて運転する時の交通ルールや注意点について

LAX(ロサンゼルス国際空港)到着編

空港に着いたら早速レンタカーを借りていざ出発~!

楽しい旅の幕開けですが、ロサンゼルスの交通事情や注意事項など基本的知識を知って、事故やトラブルなく良い旅にしましょう。

まずはレンタカーを借りに行こう

レンタカー予約についてはこちらの記事を参考に。

入国審査を済ませ、荷物を受け取ったら外へ出てまずは頭上にある指示看板から”Rental Car Shuttles”と書かれたサインを見つけてください。見つけたらそのサインの場所へ行き、レンタカー会社のシャトルバスが来るのを待ちます。

ボディにでかでかとオフィシャルロゴが入っているのですぐに見つけられると思います。

レンタカーバス

到着ターミナル付近は車が凄く混み合うので、たまにスルーされることがありますがすぐに次のバスが来るので慌てることはありません。もし何台もスルーされるようなら全力で手を振って止めてください。

バスが止まったらスーツケースなど荷物と一緒に乗り込みます。軽い荷物なら自分で持ち込めばいいですが、重い荷物の場合運転手さんが運んでくれます。親切にしてもらった場合は1ドル札(コインは失礼になります)でもいいので降りるときにチップを払うと喜んでもらえます。

レンタカー会社に到着したら自動チェックイン機で情報を登録。なんと、日本語が使えるようになっていました。何て便利ですばらしい!登録内容に問題が無ければ終了して車選びに向かってください。スタッフが周りにいるので、分からない場合は指示してくれます。

車はクラスごとに置き場が分かれていて、自分が予約したクラスの車の中から自由に選ぶことができます。私は車種の知識がないので、いつも適当なインスピレーションで決めています。今まで何十回も借りていますがトラブルが起きたことはないので、安心して選んでください。

ミラーやシート、操作を確認していざ出発!スーツケースはできるだけトランクに入れてくださいね。旅行者丸出しだと狙われかねませんので。

レンタカー会社の出口で日本の免許証をチェックされたら手続きは以上です。

返却も同じ場所になりますので、場所の把握をしてフライトの3時間前には返却を済ましておきましょう。帰りもここからシャトルバスに乗って出発ターミナルまで送ってもらえます。バス内で運転手にどこのエアラインか聞かれるので、自分のフライトのエアライン名を把握しておいて下さいね。

アメリカの基本的交通ルール

さて、まずは左ハンドル右車線に慣れる事ですね。レンタカー会社付近は比較的交通量少なめのエリアですので、フリーウェイに乗る前にルールを確認しながら少し練習するといいかもしれません。

1.アメリかは赤信号でも右折可能です。赤信号の場合停止していると後ろからクラクションを鳴らされます。歩行者に注意して速やかに右折しましょう。例外的に右折禁止の交差点がありますが”NO TURN ON RED“サインが出ていますので見逃さないよう注意が必要です。

2.メインストリート以外の信号のない道にはALL WAY STOPサインがあります。このサインがある交差点は、交差点に入ってきた先着順に進行することができます。点滅信号の場合も同じ要領です。順番抜かししないように気を付けてくださいね。

stop sign

3.KEEP CLEARは日本と同じ消防署の前にあるような、停止禁止部分です。間違ってもこのエリアに一時的でも駐車したりしないようにしましょう。また、アメリカにも踏切がありますが、こちらは日本と違い一時停止の義務はありません。後続車に追突されないよう、停止せずに進んで下さい。

4.緊急車両、スクルーバスは最優先されます。スクールバスにはSTOPサインが付いていて、サインが出ている場合の追い抜きは違反になることがありますので注意してください。

5.道幅の広い道路で中央分離部分に車の走っていない点線で囲まれた車線があります。これは信号がない場所などの左折専用車線でこのレーンに入り、対向車が無ければ左折することができます。ただし、反対車線の車も左折したい場合はこの同じレーンに入ってくるので、ぶつかってしまわないように注意してレーンに入るようにしましょう。

6.ロサンゼルスの観光地は路上駐車禁止区域が多く、駐車する場合注意が必要です。赤(駐停車禁止)や白(短時間駐車OK)、緑(決められた時間のみ)色など縁石の色で駐車ルールがあります。道の端にはNo Parkingや時間帯で駐車OKなどサインが立っています。見逃すと駐車違反で罰金となりますので気を付けてください。

ちなみに私は消火栓の横に夜通し駐車してしまい、数万円の罰金を支払ったことがあります。罰金も痛いですが、楽しい旅行中だと精神的にきます。長時間車から離れる場合は、安心のため有料パブリックパーキングやコインパーキングに入れる事をお勧めいたします。

↓この黄色いやつ!縁石が赤いラインになってますよね。

7.追い越し車線は日本では右側ですが、アメリカでは左側になります。フリーウェイ(無料高速道路)においては一番左側はCarpool Lane(カープールレーン)と言って、渋滞緩和のために2人以上乗った車は利用することができます。(場所によっては有料の所もあり)ゆっくり走っているとあおられる場合があるので、運転に慣れていないうちはなるべく右車線を走りましょう。

ロサンゼルスの交通事情や注意点

上記注意点を踏まえて運転していれば、特別アメリカでの運転が難しいという事はありません。むしろ道幅は日本よりかなり広いので運転しやすく、景色もいいので私はアメリカで運転する方が好きです。

ただし車社会のアメリカなので渋滞に巻き込まれる確率はかなり高く、特にロサンゼルスの中心は日本の比では無いほど移動に時間がかかります。今はGoogle Mapで渋滞箇所が一発でわかるので、そういうのも利用しながら時間を節約してください。

フリーウェイではおおよそ65マイル前後(時速約100キロ)が平均速度で日本と比べるとかなり速く感じると思います。その上車の数は多いですし、運転が荒い人も多いです。車間距離もかなり短かく事故も多いので悪い所は真似せず、安全のため十分な車間距離は取ったほうがいいです。

マナーが悪い車を避け、あおり車はさっさと先に行ってもらい、自分のペースで無理のないスピードで走ってください。事故を起こしたら元も子もないですからね。

LA交通渋滞

短い旅で警察にお世話になることはないと思いますが、念のため私の体験含め事故や違反をした場合はどうするか、記載しておきます。

■駐車違反

これはルールを知らなかった頃に何度も切符を切られました。ワイパーに違反カードが挟まっているので、そのカードの内容に従って罰金を支払ってください。今は殆どオンラインで支払いができるようです。無視するとレンタカー会社から請求されるので高くなってしまう恐れがあります。できるだけ早めに対処しましょう。

■スピード違反

超過マイルによって罰金額は変わりますが、日本と同じぐらい高いです。あと後ろからアメリカのパトカーに追いかけられるの凄く怖い!笑 もしピッタリとサイレン鳴らしたパトカーが後ろに付いて自分だな、と思ったら速やかに路肩に止めてください

窓を開けて警察の人が来るまで手をハンドルに置き、何か言われてから行動をおこす事。パスポート探したりごそごそしていると銃を持っていると思われ、撃たれかねません。パスポートと免許証を見せて切符を貰います。旅行者だ、見逃してくれ、と駄々をこねましたが容赦なしでした。こちらも支払はオンラインでできるようになっています。

■事故

私が経験したのは接触事故で、自分の車が相手の車に突っ込んでしまったという加害者側!ひょぇー!時差ボケでやっちゃいました。この場合も速やかに路肩に止めて相手と話し合わないといけません。

この場合自分が直接話すのではなく、すぐにレンタカー会社に連絡してください。フルカバーの保険に入っていれば、被害を受けた車の持ち主とレンタカー会社の話し合いで万事解決です。逆の場合でもレンタカー会社の人が全てフォローしてくれますので、もしもの時のために保険は全てに対応できるプランを選んでおくべきです。

冷や汗ものでしたが、相手に怪我はなく車のボディが凹んだ程度だったので、私の負担はゼロ、保険で全てカバーしてもらえました。

drive

体調万全、安全運転を心がけていれば特にトラブルになることはないと思いますが、いつどんな事が起きるか分からないのが人生。十分な下調べと準備をして何が起こっても対処できるよう、備えて安全な旅にしましょう。

車さえ使いこなせたら、アメリカの旅はツアーより何倍もエキサイティングになる事間違いありません!現地の人と多く触れ合い、ローカルな場所を見る事で、よりリアルなアメリカンカルチャーを体感できるでしょう。

安全運転を!

GOOD LUCK